多摩境に限らずマンション購入に際し、確認しておきたいのは地震に対する備えであろう。
東日本大震災以降、地震・災害と電力供給停止に備える傾向が強まっている。多摩境の既存マンションでも各自、飲料水・非常食などを備蓄する管理組合が増えている。また、新たに建築される予定の「ゲートヒルズ」マンションにおいても防災グッズ装備が一つの目玉になっている。
マンションに備蓄されている飲料水や非常食は購入後に備えることもできる、いわばソフト面と言えるでしょう。一方、マンションに限らず不動産は後から備えることができないハード面があります。鉄筋コンクリート(RC)などといった構造躯体が耐震構造になっているかどうかなどの確認が必要です。
しかし、その土地が地震に強いかどうなのか?地盤に関することは分かりにくく、相対的な評価を下してくれる機関があれば判断の材料となります。
今回、東京都都市整備局が平成20年2月に公表した(その後、平成24年6月29日最終更新)「地震に関する地域危険度測定調査(第6回)」の内容を確認・紹介していきます。
建物倒壊・火災の危険度を調査・測定
調査・測定の危険度を計る主なものは二つ、建物倒壊の危険性と火災の発生・延焼の危険性です。
この二つを総合して上の地図に危険度に応じて色分けしてあります。町田・多摩境においては危険性が低いことが分かります。
都内5,099町丁目のランキング表、多摩境はどこ?
どの街が地震に強いのか?この調査報告書には、危険度をランキング形式で発表されています。
「地震に関する地域危険度測定調査」には地域危険度一覧表〔全5,099町丁目〕というエクセルファイルが添えられています。
多摩境の地震による危険度が都内5,099箇所と比較した場合に、どの程度、安全なのか?危険なのか?を知るために並べ替えてみました。
該当するところを目立つようにしてあります。
ランキング表では、1位が最も危険とされる地点、逆に5,099位が最も危険性が低いと予想される地点です。
- 東京都内5,099地点での地震危険地域における多摩境のランク
- 小山ヶ丘5丁目–5,048位
- 小山ヶ丘4丁目–5,066位
- 小山ヶ丘3丁目–5,074位
- 小山ヶ丘2丁目–5,076位
- 小山ヶ丘1丁目–5,078位
- 小山ヶ丘6丁目–5,090位
まとめとして
今回紹介した調査は、東京都都市整備局が、平成20年(西暦2008年)に発表したデータです。この調査は概ね5年ごとに更新発表することになっています。
ちょうど前回調査から5年目にあたる今年(平成25年・2013年)にはアップデートされた調査データが発表されることが予想されます。