徒歩10分と11分、1分の違いは不動産の資産価値に影響を与えるか?



不動産広告で必ず表記しなければならない項目に最寄り駅からの距離・時間があります。
よく広告で見かける「多摩境駅より、徒歩10分」と書かれているもの。

利便性の高い、駅周辺から近ければ近いほど不動産としての資産価値が高いのは誰でも納得ができるところでしょう。では、徒歩1分の差はどれほどの資産価値の違いを生み出すのでしょうか?




徒歩1分は80メートル


まず前提として説明しておく必要があります
不動産の広告における、徒歩1分とは80メートルのこと

最寄り駅から80メートル以内であれば徒歩1分と表示することができます。
しかし、仮に81メートルと1メートルでもオーバーしてしまえば徒歩2分と表記しなければなりません。
81メートルから160メートルまでは全て「徒歩2分の物件」ということになります。



徒歩10分と11分には資産価値に大きな差がある


「駅徒歩10分」と表記されているマンションと
「駅徒歩11分」のマンションでは、日常生活における利便性という点で大差ないことは異論がありません。

しかし、不動産業者の視点で中古マンションとして両者を見比べた場合、表記における1分の差は実際の利便性以上に大きな差となります。

一体、なぜなのでしょうか?

この違いは、買う人の立場になって、
購入するまでの手順を思い浮かべることにより
実感することができます。



希望の条件以外は存在しないのと同じ


現在、部屋探しをする人たちは
あらかじめインターネットで物件の下調べをします

SUUMOやアットホームなどの不動産ポータルサイトには数多くの物件が登録されています
何千件とある登録物件のなかから希望の物件に辿り着くために絞込み検索をします

  • 京王相模原線「多摩境」駅
  • 駅徒歩、10分以内
  • 80平米~
  • 3LDK~

  • 以上のような条件にチェックを入れて物件を絞り込みます
    それでも物件が多すぎる場合、さらに厳しい条件を入れて物件数を減らします

    希望条件が駅徒歩10分圏内の条件で、徒歩11分の物件が表示されることはありません。

    インターネットで検索する人にとって、希望する条件に少しでも合わない物件は表示すらされなくなってしまいます



    まとめとして


    不動産を資産という視点から捉えた場合
    流動性が高いか低いかは重要な要素です

  • 流動性が高い=現金に換えるまでの時間が短い
  • 流動性が低い=現金になかなか換えることができない

  • 見落とされがちな点ですが・・・
    住宅購入が入り口であったとすると、必ず出口があります

    出口とは所有する不動産を売却することですね

    売却しようとしたときに、計算どおりの時間軸で換金することができなければ
    不動産が資産ではなく、負債になってしまいかねません

    「不動産」とは良く言ったもので・・・・
    文字通り後から動かすことができない資産です

    購入の際は、とかくマンションの施設や設備に目が行きがちです。
    購入する不動産を資産価値として捉える視点も忘れずに持っていただきたいと思います。

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